2009年6月3日水曜日

児童労働反対デーイベント

『闇の子供たち』上映会+シンポジウム

6月12日は児童労働反対世界デー。世界で児童労働者は2億1800万人。
その中でも「最悪の形態」と呼ばれる児童労働と、少女たちに焦点をあてた
映画とトークのイベントです。
ここでしか聞けない、映画「闇の子供たち」を生んだプロデューサーのスペシャルトークも。
今年はNGO活動紹介デスク・物販もあり!
「知って、考えて、行動する」を一度に出来るイベントです。


【日時】2009年6月6日(土)13時半~18時半
【会場】全電通労働会館ホール
会場の最寄り駅:東京メトロ 千代田線 新御茶の水駅(B3 出口)徒歩2分
【定員】400人参加費:前売り900円 当日1,000円 (小学生以下無料・事務局に直接申し込んでください)
申込方法:チケットぴあより前売り券をご購入ください(6月3日まで)    
     Pコード:555-226  (この番号を控え、ファミリーマート、サークルK、サンクスで購入して下さい)

【プログラム】

13:00 開場
13:30~ 主催者挨拶
13:40~ 第1部 (ムービー部分)
映画「闇の子供たち」上映(35mmフィルム)
(138分)
16:00~ 休憩
16:20~ 第2部 (トーク部分)
スペシャルゲスト トーク
 映画「闇の子供たち」プロデューサー 椎名友紀子氏
16:35~ シンポジウム(1時間40分)
「最悪の形態の児童労働」条約発効 10周年記念
~最悪の形態の児童労働をなくすために、わたしたちにできること~
1.ILOから最悪の形態の児童労働と少女についての報告
 長谷川 真一氏 ILO駐日事務所代表
2.パネルディスカッション
 パネリスト:
  斉藤百合子氏 人身売買禁止ネットワーク(JNATIP)運営委員
  百瀬圭吾氏 CSECジャパンフォーラム実行委員長
  甲斐田万智子氏 (特活)国際子ども権利センター代表理事
 モデレーター:
  森田明彦氏(社) セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン/シニア・アドバイザー(東京工業大学特任教授)
18:15 シンポジウム終了
主催者あいさつ
18:30 閉会
19:00 NGO紹介デスク 終了


【共催】 ILO 駐日事務所     
NGO-労働組合国際協働フォーラム    
児童労働ネットワーク

【お問い合わせ先】
(NGO-労働組合国際協働フォーラム NGO側事務局)
特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター
E-mail:ngorouso@janic.org
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 アバコビル5F
Tel: 03-5292-2911 Fax: 03-5292-2912
児童ポルノ、プロバイダーは強制遮断を…警察庁が協議会
6月1日3時13分配信 読売新聞


読売新聞
ネット上にあふれる児童ポルノ対策として、警察庁は、
ネット利用者が違法なサイトを見ようとしても接続できなくする「ブロッキング」制度を民間のプロバイダー(接続業者)が自主的に運用できるよう、6月2日にプロバイダーなどと協議会を発足させる。

違法サイトの画像がネット利用者に次々にコピーされ、
他のサイトに転載される現状に歯止めをかけるのが狙い。来年度にも官民共同で実証実験を始め、技術的な課題などを検討する。法整備の遅れから、児童ポルノ対策の「後進国」と国際的に批判されている汚名を返上できるか注目される。

「これは、あの時に撮影された映像じゃないか」

昨年9月、神奈川県警が児童ポルノ投稿サイト「
さくらんぼ女学院」を摘発した時、捜査幹部は、投稿されている動画の一つに見覚えがあることに気づいた。

同県警は2005年3月、
児童ポルノを撮影した男を児童福祉法違反容疑で逮捕した。問題の動画に映っていたのは、この男にだまされた当時11歳の少女。映像がネット上に流出し、それをマニアが投稿していたことがわかった。

さくらんぼ女学院は05年5月に開設されてから1日平均約5万件
のアクセスがある人気サイトで、摘発されるまで計6155万件ものアクセスがあった。摘発後もマニアが投稿した動画や画像はコピーされ、11歳の少女の動画の場合、検索サイトで調べると、同じタイトルが10万件以上あるのが確認されている。

警察庁によると、
昨年1年間に摘発した児童ポルノサイト絡みの事件は、過去最多の254件。さくらんぼ女学院と同様、ほとんどのサイトの児童ポルノがマニア間でやり取りされ、ネット上に流出している。

ブロッキングは、
こうした児童ポルノをネット利用者が閲覧できないよう、警察の情報などを参考に作成した「ブラックリスト」を基にして、プロバイダーが違法なサイトへの接続を強制的に遮断する制度。海外のサイトも対象となり、「児童ポルノの閲覧→画像の取り込み→他のサイトへの投稿→拡散」という悪循環を絶つ決め手として期待されている。

同様の制度は、少なくとも10か国で導入され、
日本でも昨年6月、ブロッキングの技術開発を進めることを盛り込んだ「児童買春・児童ポルノ禁止法改正案」が国会に提出されたが、審議は難航している。

このため警察庁は、
プロバイダーによる自主規制の形で運用している英国をモデルに、協議会の場で技術的な課題や法律との兼ね合いを検討し、民間による自主運用を促したい考え。携帯電話のサイトも対象にするため、携帯電話各社にも協力を呼びかける。

◆ブロッキングに北欧型と英国型◆


ブロッキングを巡っては、スウェーデン、
ノルウェーなど北欧では違法サイト全体への接続を遮断する方式を、英国、カナダなどでは、児童ポルノが掲載されたページだけを閲覧できなくする方法を採用している。

「マイクロソフト日本法人」法務・
政策企画統括本部技術標準部長の楠正憲さんは「北欧型の場合、児童ポルノではない部分まで閲覧できなくなり、表現の自由との兼ね合いが難しい。英国型は処理する情報量が増え、設備投資が莫大(ばくだい)になる。実証実験を重ね、日本にあった方式を模索する必要がある」と指摘している。