2009年7月30日木曜日

児童買春「きっかけは一般サイト」急増

児童買春「きっかけは一般サイト」急増
7月27日10時17分配信 読売新聞

 北海道警が今年上半期に摘発した児童買春などの福祉犯罪で、
被害に遭った18歳未満の少女が犯罪に巻き込まれるきっかけになったのは、
ゲームやプロフなどの一般サイトが46件に上り、出会い系サイト(22件)
の2倍以上だったことが、分かった。

 昨年1年間は出会い系サイトが51件、一般サイトが41件で、
一般サイトをきっかけに、未成年者を狙う犯罪が急増していることが裏付けられた。

 今年上半期に道警が摘発した児童買春・児童ポルノ禁止法違反や
道青少年健全育成条例違反などの事件139件の被害者113人を
対象にしたアンケート調査で判明した。回答は82人から得た。

 ウェブサイトをきっかけに事件に巻き込まれた68件のうち一般サイトは46件。
内訳はゲームサイトが24件(52・2%)で最も多く、
ブログ・プロフの13件(28・3%)、
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)4件(8・7%)と続いた。
携帯電話を所持していた80人のうち、
有害サイトへの接続を制限するフィルタリングを利用していたのは
4人(5・0%)にとどまり、66人(82・5%)が利用していなかった。

 一般サイトの出会いが急増した背景には、
年齢確認の厳格化を定めた昨年12月の改正出会い系サイト規制法の施行などが
あるとみられる。

 道警少年課は「フィルタリングで有害サイトへの接続を防ぎ、
情報モラル教育をしっかりやっていくしかない」としている。

南ア男性の4人に1人がレイプ経験者!? 研究機関調査のニュース


2010年にサッカー・ワールドカップ(W杯)開催を控える南アフリカで、
男性の4人に1人を上回る27.6%が
「過去に成人女性または少女をレイプしたことがある」
と答えたとするショッキングな調査結果を
同国の研究機関「医学研究評議会」(MRC)が18日発表した。
南アの劣悪な治安状況を裏付けた形で、W杯開催に向け、不安材料の一つにもなりそうだ。
調査は全国9州のうちクワズールー・ナタール、東ケープの東部2州で、
都市部や農村部、さまざまな人種から男性1738人を無作為に選び匿名で実施。
過去のレイプを認めた男性のうち7.7%が
「レイプした相手は11人以上」と答えた。(共同)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/print/world/mideast/267983/

裏「性暴力ゲーム」をネットに…男を再逮捕

無修整の「性暴力ゲーム」ソフトがファイル共有ソフトを通じてネット上に流出した事件で、川崎市の風俗店従業員、福沢英敏容疑者(38)(わいせつ物公然陳列容疑で逮捕)が、児童ポルノ画像など5000点以上をネットに流していたことが、京都府警の調べでわかった。

 福沢容疑者は動機について「ファイル共有ソフトの世界を活性化させたかった」と供述。府警は29日、児童ポルノ画像など47点を流出させたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反などで再逮捕した。

 発表によると、福沢容疑者は、自宅のパソコンをファイル共有ソフトに接続、約5年前からわいせつ画像や性暴力ゲームソフトなどを取り込んでは、ネットへ の流出を繰り返しており、「ファイル共有ソフトの世界は違法ファイルを公開する者がいてこそ成り立つ。大量に流して活性化させる使命感があった」と供述し ているという。

 京都地検は同日、福沢容疑者のわいせつ物公然陳列容疑を処分保留とした。

2009年7月15日水曜日

<児童ポルノ>禁止法改正案は廃案の見通し

<児童ポルノ>禁止法改正案は廃案の見通し 衆院解散で
7月14日22時42分配信 毎日新聞

深刻化する児童ポルノ被害を食い止めようと、
画像を所持することへの規制強化に向け国会審議が続いていた児童買春・児童ポルノ禁止法改正案は、衆院が21日にも解散されることで、廃案の見通しとなった。

同法をめぐっては、18歳未満を写した性的な画像を個人で見るためだけに所有する「単純所持」を禁じる自民・公明両党と、「有償または反復して取得」した場合に処罰を限るべきだとする民主党がそれぞれ改正案を提出、先月26日に衆院法務委員会で審議入りした。3党は今国会での成立を目指して修正協議を重ね、「単純所持」を違法とすることで合意したが、処罰対象をどこまで広げるかなどで折り合いがついていない。

ただし、与党、民主党双方の委員らには、会期中に最終合意までこぎ着けたいとの意向もあり、解散ぎりぎりまで協議を続ける可能性もある。【丹野恒一】

2009年7月10日金曜日

海外の児童ポルノ・アドレス掲載、19歳私大生ら摘発

海外の児童ポルノ・アドレス掲載、19歳私大生ら摘発
7月8日3時8分配信 読売新聞

 海外の児童ポルノサイトのアドレスをインターネット掲示板に掲載したとして、
神奈川県警が沖縄県宜野湾市のパチンコ店店員(37)と鹿児島市の
飲食店店員(37)の男2人を、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)容疑などで
逮捕していたことがわかった。

 捜査関係者が明らかにした。海外の児童ポルノサイトのアドレスを掲載した
同法違反容疑での立件は全国で初めて。県警は近く、この掲示板を開設した
千葉県流山市の私立大2年の少年(19)を同法違反ほう助容疑などで
横浜地検小田原支部に書類送検する。

 これまで国内の児童ポルノサイトのアドレスを掲載した摘発例はあったが、
海外サイトの場合、サイト運営者の特定が難しかった。

 県警は4月、ネット上の違法・有害情報の通報を受け付ける
民間団体「インターネット・ホットラインセンター」(東京都港区)に協力を依頼。
センターは、ネット上の住所に当たるドメイン名の登録業者と連絡を取るなどして、
サイト運営者が米カリフォルニア州内にある会社と突き止めた。

 捜査関係者らによると、男2人は昨年9月と今年2月、
掲示板に海外の動画サイトの児童ポルノに接続するアドレス計11点を掲載し、
不特定多数に閲覧させた。2人とも同法違反罪などで罰金50万円が確定している。

 少年は昨年8月、児童ポルノサイトのアドレスが掲載されることを知りながら、
この掲示板を開設した疑い。調べに対し、「犯罪になるとは思わなかった」
と話しているという。

 甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)は
「国内の掲示板からの有害な海外サイトへのリンクを摘発したことは、
警鐘を鳴らした点で意義がある」と話している。